駐車場附置義務の動向

市街地の有効活用 駐車場附置義務の動向

都心市街地での土地有効活用では、高い地価に見合った収益を求められることは当然です。

そんな中、東京都や大阪市などでは、一定の規模を超える建築物では建物に駐車場を設けることが義務付けられます。

駐車場ですから機械式でもいいのですが出入口は必ず1階になります。商業地域で例えば800%の地域では、100坪の土地でも駐車場を設けなければならなくなります。これは賃料の取れる1階の面積を圧迫することになり、いつも問題になる話題です。

昨今、日本では自動車(自家用車)の需要は減少傾向にあり、コインパーキングもある中で、駅前など高価格な土地での附置義務の意義について、議論が起こりかけています。東京都では緩和の余地を作る改正が行われています。

土地利用の効率はこのような法令の改正で大きく変わります。